美術系高校(東京)はどんなところがある?
美術系高校は東京都内に数多くあり、高い人気があります。
当スタジオに通う中学生の中にも、美術系高校への進学を検討している方が多く、「東京エリアでどんな高校がありますか?」といった質問をよく頂きます。
スタジオパパパは東京エリアに3箇所のスタジオを構えており、子どもから大人の方まで幅広い年齢層の方にお通い頂いております。
スタジオパパパでは美術系高校・美大進学の相談や受験対策の指導にも対応しており、志望校選びの相談もよく寄せられます。
どの美術系高校もそれぞれにカラーがあるため、学校の校風や学べる内容はよく確認しておくことが重要です。
また、美術系高校によっては受験の試験内容(実技など)が異なります。
実技試験の内容によって対策が異なりますので、学校情報と合わせて確認をしておきましょう。
今回のブログでは、東京エリアにある美術系高校の学校情報をご紹介します。
「東京にはどんな美術系高校があるのかな?」など、東京エリアの美術系高校を知りたい方、美術系高校の進学をご検討中、あるいはご興味がありましたら、是非ご覧ください!
※掲載されている学校は、東京都内の一部の美術系高校となります。その他の学校の情報につきましては受験情報サイトなどをご覧ください。
※最新の情報につきましては、各美術系高校の公式サイトをご確認ください。
なお、東京の美術予備校につきましては、下記記事で選び方などをご紹介しております。
あわせてご覧ください。
美術系高校(東京エリア)の紹介(公立・私立)
美術系高校は東京エリアに沢山ありますので、「東京にはどんな美術系高校があるのかな?」と興味を持っている方は多いと思います。
公立(東京都立)や私立、美術科のある高校など、様々な美術系高校があり、それぞれの学校に特色があります。
また、以下の表のとおり、多くの美術系高校では、入試で実技試験を実施している学校がほとんどです。
高校名 | 実技試験の有無 | 実技試験内容 |
都立総合芸術高等学校 | 有 | 推薦試験:鉛筆デッサン
一般入試:水彩 |
都立大泉桜高等学校 | 有
(文化・スポーツ等特別推薦) |
鉛筆デッサン |
都立片倉高等学校 | 有
(造形芸術コース) |
鉛筆デッサン |
都立工芸高等学校 | 無 | |
私立女子美術大学付属高等学校 | 有 | 一般入試:水彩またはデッサンを選択
推薦試験:作品の提出(2点) |
私立潤徳女子高等学校有 | 有 | 鉛筆デッサン |
私立トキワ松学園高等学校 | 有
(芸術デザインコース) |
一般入試:鉛筆デッサン
推薦試験:作品の提出(2点) |
東京エリアにある人気の美術系高校の特徴や、入試で行われる実技試験について、ご紹介しましょう!
都立総合芸術高等学校
都立総合芸術高等学校(東京都新宿区)は、東京都の公立高校として唯一の芸術科専門高校です。
美術系高校として、芸術の専門領域ごとに3つの学科が設置されており、「芸術科、舞台表現科、音楽科」の3つの科があります。
学内の取り組みとして、自分の時間管理を習慣づけのため、授業の開始・終了時にチャイムが鳴らないノーチャイム制の他、美術系高校として、土曜日を制作や練習などのための施設開放、少人数グループ編成の授業など特徴的なものが挙げられます。
そんな総合芸術高等学校ですが、受験時に実技試験があり、推薦試験と一般受験で実技試験内容が異なります。
推薦試験では、個人面接と鉛筆デッサン(実技試験)となります。
一般受験では学科試験と水彩による着彩(実技試験)となっており、推薦試験がダメだった場合は一般受験を受けることになるので、実技対策としてデッサンと水彩の対策をしておきましょう。
都立大泉桜高等学校
都立大泉桜高等学校(東京都練馬区)は全日制普通科の単位制高校です。
その為、美術系高校の中でも多様な選択科目による教育活動を強みとした学校であり、自分の目指した進路実現を図りやすい環境です。
必修科目を中心に、選択科目を自由に履修する事ができ、選択科目の時間は学年ごとに異なります。(3年で最大24単位)
美術教科では、高校卒業後の進路に合わせて選択することが可能なため、美大を目指すのであれば、学科に最適な授業を選択する事ができます。
また、英語と数学に関しては習熟度別の授業も有り、生徒一人一人に合わせた授業スタイルも特徴的です。
都立大泉桜高等学校は「文化・スポーツ等特別推薦枠」であれば、実技試験(鉛筆デッサン・90分)があります。
都立片倉高等学校
都立片倉高等学校(東京都八王子市)は、「普通科」と「普通科造形美術コース」がある学校です。
美術系高校としての造形美術コースの特徴は、入学時に専門を決めきらないところにあります。
専門分野を決めきれていなくても、三年間の学習で、自分の興味の持つ分野や、得意な専門領域を見極めていくことができます。
学校生活を過ごしながら、自分の専門領域についてじっくり考えられるのは魅力的ですね。
東京都立片倉高校の造形美術コースでは、入試時に実技試験が実施されます。
試験内容は、与えられたモチーフを自分で机上に配置し、デッサンを行います。(120分)
日頃からモチーフを自分で触って組み立ててからデッサンをする練習をすると良さそうですね。
都立工芸高等学校
都立工芸高等学校(東京都文京区)は、工芸とデザイン系の専門高校です
美術系高校として学科は、アートクラフト科・マシンクラフト科・インテリア科・グラフィックアーツ科・デザイン科の5つの学科があります。
東京都内の美術系高校の中でも、学習環境が充実しているのが特徴的であり、エレベーターの設置や全館冷暖房完備、室内温水プールやトレーニング室等、設備や施設が充実しております。
もちろん、各科を学べる施設も充実しているので、とても良い環境で学習ができます。
受験では、推薦と学力検査に基づく選抜があり、推薦では面接と作文、選抜では学力検査のみとなっており実技試験はありません。
東京都内の美術系高校の中で実技試験がない高校は多くないので珍しいですね。
私立女子美術大学附属高等学校
私立女子美術大学付属高等学校(東京都杉並区)は、美術教育に重点を置いた普通科の女子高校です。
女子美術大学の付属高校であり、推薦制度により女子美術大学への進学率が70%以上を誇っています。
女子美大への進学を考えている場合、非常におすすめの学校です。
教育体制としては、絵画コース、デザインコース、工芸・立体コースの3つのコースでそれぞれ専門性を深めていくことが出来る環境が整備されています。
学科でもアートを取り入れた授業が行われる点も、特徴のひとつと言えるでしょう。
受験では、一般入学試験で水彩か鉛筆デッサンのどちらかを選択する実技試験があります。
また、推薦入学試験では、実技試験はありませんがこれまでに作成した作品2点(水彩・鉛筆デッサン)を提出する必要があります。
私立潤徳女子高等学校
私立潤徳女子高等学校(東京都足立区)は普通科の女子高で、教育コースとして「進学コース」「特進コース」「美術コース」の3つのコースが選択可能です。
普通科の女子高ですが、美術系高校として美術コースにもしっかり力を入れているのが特長です。
また、グローバル教養にも力を入れており、「異文化・異世代の人々と共に生き、問題を解決する力」を育むためのプログラムがあります。
他にも、通学している生徒を対象に、美術系高校の中でも珍しい「ウル美」という潤徳美大受験対策講座をオンラインにて非常に安価で開設しております。
潤徳女子高等学校の美術コースは、入試で学科試験の他に作文と実技試験(鉛筆デッサン・80分)を実施しています。
私立トキワ松学園高等学校
私立トキワ松学園高等学校(東京都目黒区)は中高一貫の女子高です。
「文理探求コース」と「美術デザインコース」があり、学科だけでなく美術系高校の側面も持っている特徴があります。
「美術デザインコース」では2年生になる段階で「アートコース」と「デザインコース」に分かれ、より専門性の高い学習ができます。
自分の適性を把握し、早い段階から進路や将来について考えることができるという点が特色の美術系高校です。
受験内容としては、一般入試で国語、英語の学力検査と面接、実技試験(鉛筆デッサン)があります。
推薦入試では、作品2点(鉛筆デッサン、静物着彩)を持参しての審査と面接が実施されます。
スタジオパパパの美術系高校受験対策コースの紹介
スタジオパパパは美術系高校の受験対策としての指導も行っている、東京のアートスタジオです。
指導を担当する講師は全員芸大卒・在籍性、美大卒の先生!
講師自身が厳しい受験を経験してきたため、受験対策に適した指導はもちろん、受験生に寄り添った指導をいたします。
当スタジオでは「制作を通して自ら課題を発見し解決をする力を身につけ、その制作を経て自分の可能性を拡張すること」をコンセプトとしています。
授業では「自らの意思による制作・表現」を大切にしながら、受験で求められる技術が伸ばせるよう、指導いたします。
ここでは、当スタジオで実施している美術系高校の受験対策についてご紹介いたします。
美術系学校の受験対策コース「フリーカリキュラムコース」
当スタジオの受験対策の指導は「フリーカリキュラムコース」にて実施しております。
フリーカリキュラムコースは小学五年生から参加できるコースで、個人の要望に沿った指導を行っています。
このコースには、小学校高学年から大人の方まで幅広い年代の方が通っており、落ち着いた雰囲気の中で制作に取り組めます。
なお小学生で東京の絵画教室をお探しの方はこちらの記事をご覧ください。
受験対策の指導では、志望校の実技試験の傾向を読み取り、その美術系高校が求める実力が身に着くように指導を致します。
日本最高峰の芸術学校である芸大卒・現役生の講師がアカデミックなデッサンが描けるようお手伝いいたします!
「今までキチンとした絵を描いたことがないから不安」という場合も、画材の選び方・使い方から丁寧に指導しますのでご安心ください。
画材は全てスタジオで用意しておりますので、手ぶらでお通い頂ける気軽さも大変ご好評いただいています。
受験生の画力向上を徹底してサポートいたします!
美術系高校の受験を経験した受講生の声
ここでは美術系高校の受験を経験した当スタジオの受講生の方の声をご紹介します。
「中2から美術系高校の受験対策を始めました。今まで絵の教室に通ったことがなく、不安でしたが、先生が丁寧に教えてくれたので安心しました。」
「小学生の頃からパパパに通っていて、美術系高校には興味を持っていました。受験勉強中も絵を描く事を楽しむことを先生が大切にしてくれたので、楽しみながら対策ができました。」
「気持ちが集中できていない時、先生から「制作に向かう姿勢」について真剣にお話ししてくれたことが印象に残っています。まっすぐ向き合ってくれたことが嬉しかったです。」
「ほかの絵画教室に通っていましたが、受験をきっかけにスタジオパパパに移りました。先生とたくさん話せたので、アドバイスもたくさんしてもらえたし、相談もしやすかったです。」
このような感想を頂いております。
受験後たまに遊びに来てくれる方もおり、受験が終わっても”居場所のひとつ”としてご利用いただいています!
美術系高校受験のためのアドバイス(対策やコツ)
美術系高校を目指す受験生の方に向けて、対策やコツをアドバイスします!
美術系高校は東京に限らず、全国的に人気が高まっています。
漫画やイラストを描くのが好きな中学生が増えており、それをキッカケに美術系高校への進学を希望する方が多いようです。
ですが、これまでご紹介した通り、ほとんどの美術系高校では実技試験があります。
美術系高校の受験対策では、デッサン力の向上がとても重要なのです。
これまでデッサンをあまり描いたことがない方は、画材の扱い方から描き方までしっかりと指導してくれて、受験対策指導もできるアートスクールに通うことをおすすめいたします。
専門家によるアドバイスは画力向上の鍵となることでしょう。
また、対策は実技試験だけに集中しない事も重要です。
確かにデッサンなどの実技対策は重要なのですが、学科試験の対策もしっかりとすることも大切です。
学科試験と実技試験の結果が合算され、合否が判定されるため、実技が素晴らしくても学科で不合格となるケースも想定されるからです。
両立は大変かもしれませんが、合格のためにとても大切な事なので、学科試験の対策も行うようにしましょう。
美術系高校の受験はスタジオパパパで対策をしよう!
美術系高校(東京)の受験は、スタジオパパパで対策をしてみませんか?
スタジオパパパは美術の世界を目指す受験生の皆さんを応援します!
当スタジオは、東京都内に3つの教室をオープンしており、通いやすい教室をお選びいただけます。
また、画材は全てスタジオに完備していますので、手ぶらでの通塾もOK!
東京・埼玉からのアクセスが良いので、多くの方にお通い頂いています。
画材の使い方、選び方も丁寧にアドバイスいたしますので、初心者さんも安心してお通い頂けます。
スタジオパパパに通う受験生たちには、受験対策としてテクニックを充分に指導するだけではなく、芸術を心から楽しみ、芸術の本質に触れる指導をいたしております。
美術系高校に進学した後も、芸術に関心を持ち、楽しめるように講師一同願っております。
美術教室で中学生がどのようなことを学べるのか気になる方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧下さい。
今回は東京エリアにある、美術系高校についてご紹介しました。
東京の美術系高校のみ触れてきましたが、東京以外にも埼玉、神奈川エリアの美術系高校の受験対策にも対応しております。
東京・埼玉・神奈川エリアの美術系高校への美術系高校の進学をご検討中でしたら、東京のアートスタジオ「スタジオパパパ」にご相談ください。
受験生に寄り添い、合格を目指した指導を丁寧にいたします!