美大予備校に社会人は通える？大人の予備校選びのポイントとは
美大予備校と聞くと、大学受験を控えた高校生や浪人生が通う印象があるかと思いますが、社会人でも通うことができます。
美大受験を目指す方はもちろんのこと、絵を描くことが趣味で画力を磨きたいという方、プレゼン能力などのビジネススキルを向上させたい方など、多種多様な目的を持って通学されております。
そのため、自身の目的に合った美大予備校を探すことが重要になります。
今回のブログでは、社会人が美大予備校を探すにあたって調べるべきポイントについて、東京都のアートスタジオ、スタジオパパパが紹介します。
社会人でも通える美大予備校選びのポイント
社会人の方が美大予備校に通う場合、選ぶときにどんなポイントをチェックすべきかをご紹介いたします。
社会人が美大予備校を選ぶ際には、第一に、社会人向けコースが設置されていることを確認する必要があります。
美大予備校の中には、中学生や高校生などの学生を対象としてカリキュラムを組んでいるところもあるため、そもそも社会人を受け入れていない美大予備校も存在します。
各美大予備校のホームページから社会人の受け入れが可能か、社会人向けコースが設置されているかを確認するのが良いでしょう。
社会人コースが設置された美大予備校が見つかったら、以下のポイントをチェックしていきましょう。
1. 合格実績と評判
美大受験を目的にされる社会人の方は、美大予備校の合格実績をチェックするようにしましょう。
美大予備校の中には美大への合格実績が少ないところもあり、合格率も美大予備校によってマチマチです。
合格実績が豊富な美大予備校では、美大の特徴的な試験傾向を的確に分析していますので、合格実績は必ず確認するようにしましょう。
特に社会人の方は、学生と比べて受験対策に取れる時間が多くありませんので、しっかりと受験対策ができる美大予備校を選ぶことが大切です。
口コミなどの評判を参考にしてみるのもおすすめです。
2. 学びたい内容が学べるかどうか
自分の学びたい内容や目標にあったコースがある美大予備校を選ぶようにしましょう。
美術といっても様々なジャンルがあり、絵画（デッサン、着彩）や彫刻、グラフィックデザインなどがあります。
そのため、造形を学びたいという方が絵画を専門とする美大予備校に行っても、造形を学ぶことができません。
ほとんどの美大予備校が、コースの情報を公式サイトに掲載していますので、自分が学びたいコースがあるかどうか、確認するようにしましょう。
公式サイトだけでは情報不足に感じる方は、体験授業に参加するのもおすすめです。
3. 講師のプロフィールや参考作品
美大予備校の講師のプロフィールや参考作品を確認するようにしましょう。
プロフィールには、講師の出身大学や専門分野、指導実績が掲載されております。
学びたい分野について、質の高い授業が期待できそうか知ることができますので、プロフィールをチェックするようにしましょう。
SNSに作品を載せていることもあるので、そちらを確認しても良いかもしれません。
また、多くの美大予備校では、公式サイトに卒業生の作品が掲載されています。
参考作品から授業内容や、その美大予備校の方向性も感じ取ることができるので、自分の作風や学びたい方向性に合うかどうかを確認すると良いでしょう。
4.学費
美大予備校を選ぶ際には、学費は必ず確認しておきましょう。
通常、学生が平日昼間に美大予備校に通おうとすると、40～80万円の学費がかかります。
社会人の方は夜間だけや土日だけ通うことになる場合が多く、学生よりも安く抑えることができますが、それでも入学金と年間授業料で数十万円かかります。
公式ページに学費が掲載されておりますので、自分の予算に合った美大予備校・コースがあるか確認するようにしてください。
加えて、美大予備校では、絵を描く際に使用する絵具や画布などの消耗品を購入するための画材費も必要になります。
画材費は毎月1万円程度かかりますので、学費以外にも費用がかかることにも注意してください。
5.学科対策の有無
美大受験をする場合、学科試験の対策ができるか確認することも重要です。
美大受験では、実技試験の他に学科試験も設定されています。
学科試験と実技試験を合算した点数によって合否が判定されるため、学科の対策があまりに不十分だと、いくら実技試験の結果が優れていても合格が難しい場合もあります。
学科試験の科目は二科目（国語・英語）のみの学校が多いですが、学校や学科によっては理系科目も必要になります。
社会人の方の場合、仕事が忙しく、平日に学科対策をする時間が取れないこともあると思います。
美大予備校によっては学科試験も対策できる場合がありますので、美大受験を予定されている社会人の方は、志望大学に必要な学科対策ができるかチェックしておくと良いでしょう。
また、アートスクールのおすすめ（選び方など）についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
あわせてご覧ください。
社会人が美大予備校で美術を学ぶメリット
美大受験の意思の有無に関わらず、社会人が美大予備校で美術を学ぶことには、様々なメリットがあります。
美大受験を検討している場合には、各分野の専門の講師から質の高い指導が受けられますので、美大への合格率を高めることができます。
美大予備校には学校情報も豊富に揃っており、これまでに蓄積されてきた美大受験のノウハウを得ることができるからです。
美大受験をしない場合でも、美大予備校に通うことで創造力・表現力や美的センスなどを磨くことができます。
ここで磨かれたスキルは、相手に伝わりやすいプレゼン資料の作成や顧客の目を惹きつける商品企画など、社会人として様々なビジネスシーンで役に立つことでしょう。
もちろん、趣味として絵を描きたい方も、デッサンを学ぶことで楽しみの幅を広げることができます。
美大受験をする場合とそうでない場合のメリットを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
| 美大受験する場合のメリット | ・多数の講師が在籍しているから、分野別の指導ができる。 （個人の画塾だと、指導が限定される） ・学校情報もあり、講師に美大受験のノウハウがある。 |
| 受験しない場合のメリット | ・創造力や表現力の向上 ・ストレス解消やリラックス効果 ・美的感覚や芸術的な感性の醸成 ・趣味としての楽しみや心の豊かさの追求 ・ビジネススキルの向上 |
美大受験をしないのであればアートスクールもおすすめ
「美大受験をせずに、画力の向上や趣味の範囲でアートを楽しみたい」ということでしたら、総合的に芸術に触れ、楽しめるアートスクールに通うのもおすすめです。
美大予備校は学校にもよりますが、基本的には受験対策をする場所のため、真剣な雰囲気があります。
特別な雰囲気ですので、受験をしない場合、この空気感を少し窮屈に感じる社会人の方もいらっしゃると思います。
「デッサン力を身につけたいけど、楽しめる雰囲気が良い」
「体験授業に参加したけど、雰囲気が合わないかも…」
そんな社会人の方には、美大予備校ではなく、楽しみながらしっかりと美術を学べるアートスクールを是非ご検討ください。
アートスクールには絵画専門にしている所や、造形が中心となっている所など、スクールによって取り組めるジャンルが異なる場合があります。
ご自身が学びたい内容とマッチするスクールを選んでみてください。
また、美術予備校を東京でお探しの方、また選び方について知りたい方は次の記事もあわせてご覧ください。
美術予備校を東京で探している人におすすめの選び方をご紹介
スタジオパパパならアートを楽しく学べる！美大受験にも対応しています
スタジオパパパは、絵画はもちろん造形も挑戦できるアートスタジオです。
社会人の方を対象としたコース「フリーカリキュラムコース」では、スタジオに通う社会人の方、一人一人の要望に合わせた指導を行うことができます。
スタジオは、大泉学園・富士見台・要町にありますので、職場やご自宅から都合の良いスタジオをお選びいただけます。
制作で使用する画材や道具は全てスタジオで貸し出しておりますので、手ぶらでお通い頂ける点も、社会人の方からご好評いただいております。
大人向けのコースは下記でもご紹介しておりますのであわせてご覧ください。
藝大や美大の現役生・卒業生が講師となり、初心者さんにも丁寧に指導、サポートいたしますので、安心してお通い頂けます！
当スタジオの特徴は、「やりたい事に何でも挑戦できる」という点です。
デッサンや水彩・油彩などの絵画はもちろん、イラストやデザイン、粘土、木工など、様々な制作に取り組むことができます。
カリキュラムがないため、授業で何を制作するかは自分で選択できます。
自発的な制作に取り組むことで、更なる興味の深掘りや技術力の発展を広げることができます。
また、美大の受験対策も対応しておりますので、美大予備校としてもお通い頂けます。
社会人の方の美大受験や美大予備校に関するブログ記事も公開しております。こちらも是非ご覧ください。
美術予備校に社会人でも通える？大人もアートを学べる当スクールの情報もご紹介！
美大受験のデッサンレベルと上達のコツとは？スタジオパパパが解説します！
受験のノウハウがありますので、社会人の方で美大受験を検討中、または美大予備校を探している社会人の方は、是非お気軽にご相談ください！
