【美大受験】デッサンレベルを上げたい!上達のコツを解説します
美大受験のデッサンレベルは一体どのくらいなのか、合格を目指す受験生の皆さんにとって気になる情報だと思います。
美大受験の試験は一般的に学科と実技の2つにわかれており、合計点で合否判定がなされます。
美大で実施される実技試験内容には、高確率で素描が含まれており、自分のデッサンレベルがどれくらいであれば、合格レベルと言えるのか知りたい学生はたくさんいます。
今回は美大受験のデッサンレベルに関して、合格できるデッサンレベルや上達のコツについて、東京都のアートスクール、スタジオパパパがご紹介いたします。
合格作品から見る『美大受験に合格できるデッサンレベル』とは
合格作品を描くには、どの程度のデッサンレベルが求められるのでしょうか。
美大受験に合格できるデッサンレベルとしては、「基本レベルの画力を超えた表現力がある」というのが大きな基準になってきます。
ではまず、「基本レベルの画力」とはどのようなものなのか。
それは、デッサンの基本3要素となる1. 立体感 2. 陰影と明暗 3. 物の質感をそれぞれ表現できていることです。
この3要素が基本となり、とても重要になります。
ただし、基本ができているだけでは、美大受験の合格は難しいかもしれません。
基本ができている、そのうえで、「正しくデッサンされている」ことと、「構図や空気感の表現がされている」ことが美大受験への合格のカギになってくることでしょう。
正しくデッサンされている
りんごをデッサンした時を例に考えてみましょう。
立体感や陰影がきちんとついており、りんごそのものの質感も表現できていたとしても、地面から浮いているように見えたり、傾いていて実際なら転がっていきそうな絵をかいてしまっている
と、それは現実と異なり正しく描けていないということになります。
絵を主観的に見るのではなく、客観的に観察し現実にあるものと比較して正しく描けているのかが評価されるため、ひとつの重要な基準になってきます。
構図や空気感の表現がされている
構図や空間の表現もデッサンでは重要な評価のポイントとなります。
魅力的な構図で正しく描かれた絵は高評価になりやすいと考えられます。
モチーフを画面上にバランスよくおさめ、近景、中景、遠景がしっかりと描く技術を身についている必要があります。
モチーフを組むときや構図を考える時、書き進めていくとき、自分の作品を客観的に見て魅力的な絵作りができているかどうかを確認しましょう。
デッサンが上達するコツ4選
デッサンが上達するコツについて、美大受験の合格レベルを目指すために、どんな練習をしたら良いのかご紹介してきます。
美大受験を目指すとき、ほとんどの受験生は美大予備校に通い、希望する学校の試験内容に沿った画力を学びます。
予備校では絵を描くテクニックの他、自分の絵の客観的な評価を知ることができます。
絵の上達には「他から見た評価」が重要で、これを知らなければ上達度もわからず、自分がどのレベルなのか把握することもできません。
中には厳しい意見を言われることもあるかもしれませんが、デッサンレベルの向上には先生からの視点や意見が重要ですので、素直に受け止めることが大切です。
ここでは、美大予備校以外で取り組める上達のコツについてご紹介します。
1.デッサンの基本を押さえ、コツコツと取り組もう
デッサンレベルの上達は、「日々の積み重ね」が大きいです。
ただ、間違った描き方をしてしまうと、上達への道が遠回りになってしまいます。
正しい描き方を学び、基本を押さえて毎日コツコツ描いていくことが美大受験の合格において、遠いように見えて一番の近道となります。
デッサンの手順を守り、正確に描く練習を繰り返すと大きく成長していきます。
立体感・陰影・質感を表現するために、1. 構図を決め 2. 輪郭を描き 3. 陰影や明暗を与え 4. 質感を表現するため描き込む。
これがデッサンの基本であり、デッサンレベルの向上のための一歩となってきます。
2.構図、空気感の演出で魅力的な絵を書こう
構図、空気感を演出する上で大きく影響するのは、モチーフつまり対象物の配置です。
美大受験では、学校によって描くモチーフの数が異なり、その配置次第ではバランスが悪くなったり魅力の薄いデッサンになってしまいます。
例えば、3点モチーフ課題の場合だと、3つの対象物の遠近感が分かるように描けているのかが見られます。
また、色の濃さ・明暗をはっきりさせることで空気感つまりは臨場感を演出することが出来ます。
このように映えるようなモチーフの配置を意識し、構図や空気感を演出していくことで美大受験の合格レベルを超えていけるでしょう。
3.自分の絵を客観的に見る
キチンと正しくデッサンできているかどうか、魅力的な構図、絵作りができているかどうかを常に客観的に見ることも上達のコツです。
デッサンをするときの姿勢も重要ですので、ピンと背筋を伸ばし、正しい姿勢で描くようにしましょう。
また、自分のデッサンレベルを正確に知る為に、批判を恐れずに先生など第三者からの意見をどんどん聞きましょう。
そのため、美大予備校で受ける口頭指導では厳しい講評もありますが、一言も聞き漏らさず次に活かしていくという前向きな姿勢で取り組んでいくことが大切です。
4.画材の使い方も研究しよう
デッサンでは、鉛筆や木炭等を用いて描くことが多いです。
使用する画材やその使い方によってもデッサンレベルは変わり、美大受験の合否にも関わってくるため、使い方もしっかりと研究しましょう。
鉛筆では硬度に幅があります。
鉛筆の硬度が異なるとどのように黒鉛がついていくか変わってくるため絵の仕上がりも変わってきます。
また、削り方でもデッサンのしやすさが大きく変わってきて、芯の露出が多い方が良いとされておりカッターナイフを用いて削る必要があります。
またデッサンではねりけしを消しゴムとして使用します。それにより紙を傷つけず、紙を汚さずに消すことができます。
そして、予備校で受ける加筆指導やデモストは画材の使い方を学べる絶好の機会です。
この記事以上のより多くの学びを得るためには美大予備校はぜひ通う価値のある学校ですので、美大予備校を通して美大受験の合格を目指すのが良いでしょう。
美術予備校を東京でお探しの方に向けた記事もございますのであわせてご覧ください。
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