総合芸術高校に入るにはどうしたらいい?偏差値や試験内容を解説

総合芸術高校に入るには?試験についてスタジオパパパが解説!

総合芸術高校に入るには、どうしたら良いのでしょうか?

総合芸術高校に入るにはどの程度勉強したら良いのか、という事について、美術高校への入学を意識した生徒さんから質問を受けることがあります。

美術を学ぶことができる国内の教育機関は、大学・専門学校・絵画教室と多岐に渡りますが、美術を主体として学ぶことが出来る高等学校はあまり多くはない印象です。

しかし、都内には総合芸術高等学校という専門性の高い芸術科の高校があります。

当記事では、総合芸術高校の概要と、入るにはどのようにしたら良いのか、試験内容や勉強方法など受験対策について東京都のアートスクール・スタジオパパパがご紹介します。

総合芸術高校 入るには

東京都でここだけ!芸術科専門高校「総合芸術高等学校」とは

総合芸術高校は、東京都立の芸術家専門学校です。

総合芸術高等学校は、「総合的な芸術の教育を専門的に行い、日本国内はもちろん海外においても芸術活動により社会貢献ができ、日本の芸術文化を支えることができる人物を育成する」を教育目標とした、都内唯一の総合芸術科専門高校です。

ここでは、総合芸術高校はどのような学校なのか、美術の分野ではどのような事を学べるのかをご紹介します。

東京の美術系高校につきましてはこちらでも詳しくご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

美術科、舞台表現科、音楽科がある

総合芸術高等学校には、大きく分けて

・美術科
・舞台表現科
・音楽科

の3つの学科があることが特色です。

それぞれの領域に強く関心を持つ生徒が集まり、向上心のある生徒さんが多いのも特徴です。

美術科では5つの専攻のうち、1つを専門的に学べる

人気の学科である美術科には、日本画、油彩画、彫刻、デザイン、映像の5つの専攻があります。

この5つの専攻から一つ選択し、3年間専門的に学びます。

ひとつの専攻で深く学ぶので、専門的な知識・高い技術を養うことができます。

設備が充実しているので、しっかりと学べるのも大きな魅力のひとつといえるでしょう。

また、有志展、各年次展、コンクール展、卒業制作展等、作品の発表の場も多いのが特徴です。

高校在学時から展示の経験を積むことができるのは、国内でも総合芸術高校くらいではないでしょうか。

また、卒業制作で100号を超える絵画作品を描くことが出来たり、等身大の彫刻を作成したりします。

卒業制作展は東京都美術館で行われ、毎年たくさんの入場者に観賞されます。

進学実績について

総合芸術高校生の卒業後の進路はどのようなものでしょうか?

まずは日本の芸術大学最高峰ともいえる東京芸大には、平均で15名の生徒が合格しているそうです。(現役浪人合わせて)

他にも東京5美大(多摩美術大学・武蔵野美術大学・女子美術大学・東京造形大学・日本大学藝術学部)にもたくさんの生徒が合格し、進んでいます。

指定校推薦もたくさんの枠があり、武蔵野美術、東京造形、女子美(短大含む)、立教大学や成城大学などの大学への進学も可能です。

総合芸術高校の入試情報

ここで、総合芸術高校の入試情報についてご紹介します。

入るには、当然ですが入試を受ける必要があります。

どのような試験内容なのか、まずは入試情報を確認しましょう。

総合芸術高校 入るには

試験内容(推薦・一般)

試験の内容は、推薦と一般で異なります。

推薦の選抜は実技と個人面接であり、一般試験は3教科(英・国・数)の試験と実技です。

どちらを受けるにしても、入るには調査書と実技の点数が必要となります。

また、試験内容とは逸れますが、総合芸術高校に入るには(応募するには)以下の条件があります。

応募資格について

【推薦の場合】
・総合芸術高校が第一志望
・都内の中学校に在籍・卒業見込みがあり、校長の推薦を受けている
・入学前、入学後ともに都内に保護者と一緒に住んでいる

【一般の場合】
・中学校を卒業する見込みの者(または卒業した者)
・入学前、入学後ともに都内に保護者と一緒に住んでいる

総合芸術高校に入るには、都内の中学校に在籍していること(推薦のみ)、入学前・後は都内に住んでいることが条件のようです。

入るには必要な条件となりますので、都外に住んでいる場合は入学前に東京都内に転入する必要があります。

※応募資格の詳細や最新の情報について、公式サイトの情報をご確認ください。

実技について(推薦・一般)

前述の通り、推薦・一般共に実技試験があることも大きな特徴です。

どちらも実技の配点は700点満点であり、全体に対しかなり大きなウエイトを占めている印象です。

(満点は推薦が1300点、一般が1700点です)

都立総合芸術高校の実技の内容は、以下の通りです。

【推薦試験】卓上構成による鉛筆デッサン
【一般受験】水彩による着彩

もし推薦入試が残念な結果だった場合、一般受験の実技で着彩画の試験を受ける必要がありますので、入るには鉛筆デッサンと着彩の両方ができるようにしておく必要があります。

入るには、しっかりと実技の対策をしておくと良いでしょう。

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スタジオパパパで受験対策に美術を学ぶことができます。レッスンの体験・見学も可能です!

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必要な内申点の目安について

芸術科ですから、当然実技試験の点数は重要になってきます。

ですが、実技試験による配点が大きいといっても、学力検査や内申点(調査書)も非常に重要で、一般的な高校の受験と変わりません。

入るには、内申点の獲得も重要といえるでしょう。

少なくとも、偏差値50、内申点(換算内申)50程度は必要であると言われています。

全教科の評価が3で換算内申45ですが、美術系科目の評価が5か4であるとして、それ以外はオール3から1科目でも4を多く取ることを目標にするといいでしょう。

一般入試は英国数の三科目受験ですので、内申点は、英国数が1倍、他の6教科が2倍で75点満点です。

普通科の換算内申とは異なります。

一般入試・推薦入試いずれも実技試験が大きなウェイトを占めますが、入るには学科の試験もないがしろにしてはいけません。

総合芸術高校に入るには、日頃から学校の授業をしっかり受けるようにしましょう。

偏差値

総合芸術高校の偏差値・倍率はどれくらいでしょうか?

2021年度の入試倍率を見てみると、美術科の一般入試の倍率(実質倍率)は1.98、約2倍の倍率となっています。

推薦入試の倍率は5.33、約5倍となっており、非常に人気が高いことがわかります。

また、一般入試の合格偏差値と内申の目安は偏差値54 換算内申56 となります。

スタジオパパパは受験対策をサポートします!

スタジオパパパは、総合芸術高校をはじめとした芸術高校の受験対策の指導を行っています。

ここまで密度ある受験内容を持つ総合芸術高校ですから、お一人で受験対策をするのはかなり大変かと思われます。

総合芸術高校に入るには、受験対策を指導できるアートスクールに通って指導を受けることも検討する事をおすすめします。

そこで、総合芸術高校の受験対策もしっかりサポートしている当アートスクール、スタジオパパパについてご紹介します!

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芸大卒の先生がしっかりとアシスト!

スタジオパパパに在籍している先生は、東京芸大をはじめとした美術大学出身の先生なので、デッサンや着彩等、受験に関する知識も豊富です。

また、それぞれの先生方の専攻は、工芸・工業系のデザインから油絵・ファインアートにまで幅広いのも特徴です。

総合芸術高校の受験に際して、一人一人に合ったレッスン内容を考え、合格まで手厚くサポートさせていただきます。

「美術高校に入るにはどうしたら良いの?」といったご相談にもしっかりと対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

以下、スタジオパパパの先生に関する情報をご紹介しています。是非ご覧ください。

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手ぶらで通える気軽さ♪画材の勉強にもなります

スタジオパパパでは、スクールで必要な道具を全て用意しており、貸し出しています。

受験対策に必要な画材が全て用意されているので、安心して通うことができます。

また、受験時に使用する道具や、ご自宅で使用する道具につきましても、どんなものを購入したら良いかアドバイスしますのでお気軽にご相談ください。

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合格実績

ここで、スタジオパパパの美術高校・大学の合格実績を紹介します。

生徒の皆さんは総合芸術高校をはじめ、志望校の合格という目標に向かって、挑戦しました!

・東京都立総合芸術高校
・大泉桜高校
・自由の森学園
・武蔵野美術大学
・多摩美術大学
・女子美術大学
・東京都立大学

「志望校に入るにはどうしたら良い?」といった受験の相談にもしっかりと対応できますので、安心して受験対策をすることができます。

総合芸術高校を受験する方へ、スタジオパパパからのアドバイス

総合芸術高校に入るには、どのような受験対策をすべきかはなんとなくおわかりいただけたかと思います。

入るには、推薦・一般に関係なく実技を頑張らないといけないことや、内申点も重要であることもお伝えしてきました。

それ以外に総合芸術高校に入るにはどのようなことに留意しておくべきなのでしょうか。

ここで、総合芸術高校を受験する方へのアドバイスを総括します。

総合芸術高校 入るには

★内申点や学科の学習も大切

美術系を主体に学べる高校とはいえど、内申点や学科の配点の比重が大きいです。

学校に入るには、日頃から授業をしっかりと受け、自主的に勉強する習慣をつけておきましょう。

実技試験の練習で疲れた時、気分転換に参考書を手に取ったり、単語帳や英文法のアプリに触れる~等、時間の使い方を考える癖をつけていくと、進学後も制作と学習の両立をうまく図ることができるようになるためお薦めです。

★説明会や授業見学に参加して自分に合うか確認しよう

また、説明会や授業見学に参加し、校風や授業の雰囲気が自分に合ったものであるのか自分の学びたいことは教わることができるかをしっかり確認することが重要です。

もし、近しい先輩や知人の方に総合芸術高校に通われている方がいたら、詳しくお話を聞いてみるのも良いでしょう。

総合芸術高校の受験対策はお任せください!【体験レッスン受付中】

当記事にて総合芸術高校に入るには、どのような勉強をしたら良いのかということや受験対策をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

スタジオパパパでは、総合芸術高校合格をはじめとする美術高校の受験を考えている方に向け、万全のサポート体制を整えレッスンを行っています。

「志望校に入るには、どのような勉強をしたら良いのか」

「入るにはどのくらいの画力が必要なのか」といった受験時の実技に関する疑問も、お気軽にご相談ください。

スタジオパパパでは、レッスンを知っていただくために体験レッスンを実施しています。

希望される方は、是非下記の問い合わせフォームよりご連絡ください。




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