「かわいい子には旅をさせよ」
こどもが本当にかわいいのであれば、将来のために、苦労や辛さを味わせよ。
という意味のことわざですが、
これは、
親(大人)から離れて、こどもの自立(自律)を信じ、小さなリスクを味わせよ。ということだと思うんです。
また、もっと噛み砕いて考えてみると、以下のようにも読み取れる気がします。
「小さなリスクの積み重ねが、大きなトラブルを回避することにつながる。」
今の日本は、大人の割合が多い、こどもにとっては大人管理社会です。
ひと世代前までは、こどもたちは隠れて悪さができました。
大人が近づかない公園の隅に秘密基地を作ったり、空き地を見つけては泥団子を作り、投げて遊んだり。
大人が近づかない公園の隅に秘密基地を作ったり、空き地を見つけては泥団子を作り、投げて遊んだり。
遊びと同時に、もちろん小さな怪我もしました。
走りまわって滑って転ぶ、ガラスの破片に触って手を切る、木の断面のささくれで擦り傷になる。
けれども、小さな怪我の体験を身をもって積み重ねると、大きな怪我のリスクを経験から予測できるようになります。
走りまわって滑って転ぶ、ガラスの破片に触って手を切る、木の断面のささくれで擦り傷になる。
けれども、小さな怪我の体験を身をもって積み重ねると、大きな怪我のリスクを経験から予測できるようになります。
もちろん、大人管理社会はこどもにとっては物理的に安全になったかもしれませんが、危険を予測し過度に先回りして大人がリスクを教えることは、本当に危険なものを察知し、自らリスクを予測する能力は鍛えられません。
小さなリスクやトラブルを経験させておくことが、この先の世の中をたくましく、強く生きれる素養をつくれると思います。
なので、パパパでは、一見大人から見て危険な道具も使わせてあげます。
もちろん、誤った使い方や明らかに危険な場合は使わせてあげませんが、小さな怪我をするぐらいならば、まずは使ってみた方が、その子にとっても次につながる大きな体験だと思っています。